胡散臭い(うさんくさい)
胡散臭い……あやしく疑わしいこと。(新世紀ビジュアル大辞典)
以前勤めていた会社の株主総会に行って来た。
なぜか? このところ昔の部下や後輩達から色々な情報が寄せられたり、相談をもちかけられるのである。とにかく原価削減の大合唱と強烈な肩たたき、およびそこから派生する頻繁な組織変更で、とてもじゃないがまともな”商品作り”ができないというのだ。
「マ、百年に一度の大不況だそうだ。ある程度はしょうがないんじゃァないかい?」と、横丁のご隠居的答えをしていたが、送られてきた株主総会の提案内容を見て仰天。
これまでの会社は(今ハヤリの)持ち株会社になり、その下に8つの事業会社をぶら下げるというのだ。その内容がなんとも胡散臭い。
分割される事業会社は何のことはない、これまでのいくつかの事業部と経理・人事・総務・購買をバラすだけ。つまり、これまでの部長を社長(と言う名前)にして経営責任を押し付け、所属部員には独立採算という名のもとに賃下げを強制。責任を取りたくない少数の本社役員がその上に乗っかるという、まことに都合のいい変更である。
短期間だが子会社の経営に携わった経験からいえば、経理や人事セクションがない会社は会社として機能しない。街中の小さな商店でも社長であるお父ちゃんの他に、経理担当のおかあちゃんやお姉ちゃんがいるはずだ。
なんぼ投資していくら儲かったか経営者が自分で把握できずに、商売なんかできっこない。
元同僚で一年後輩のHamaちゃんにメールして、「今年の株主総会、なんか面白そうだから行かない?」とお誘いしたが
「まったく興味なし! こんな酷い経営者の下で働かなくて良かったと、つくづく思う」というご返事が返ってきた。
……それでも行っちゃたんです、株主総会。
長くなりそうなので結論だけをいうと、私が疑問に思ったことは、他の株主さまみ~んなお見通しでした。発言をいくつか紙上再録してみると……
その1. 新社屋売却
「遊休不動産を流動化したというと聞こえがいいが、ここ十数年同じことの繰り返しではないか。資産を売却して特別利益を計上し、配当に回す。これを世間では竹の子生活、あるいは自分の足を喰う蛸足というのである」
その2. 集中と選択
「ここ数年何度も使われているが、この言葉はボストンコンサルティングにいた堀紘一が10年以上も前に提唱していた経営戦略で、もう旧い旧い。経営者が新しい戦略を勉強してないのじゃないか?」
その3. 上期と下期予測の大幅乖離
「ここに5月15日の企業短針があるが、上期の営業利益がマイナス32億なのに通期でプラス5億とある。こんな計算で大丈夫なのか?」
コレに対する経理担当役員の答え。
「はい、大丈夫です。早期退職などで下期は大幅にコストダウンしておりますので……」
↓
ココが問題なんですよ。(ココからは私の意見デス)
「アノネェ、金型で鍋釜作ってる工場ならいざ知らず、付加価値創造事業である出版は人材が資源なんです。
優秀な人材をどんどん流出させたら、コストは下がるけど付加価値も同時に下がっちゃう。結果的にはコストアップになっちゃう危険性があるんですよォ。」
(商品企画なんぞ一度も経験したことがない経理や法務あがりの役員と、もう賞味期限のすぎちゃった老害役員じゃあ判断できねぇだろうなぁ)
HAMAちゃん、アンタはえらいッ! 2時間半を超えるロング総会だったが、終了後の空虚さと同時に、アンタの言葉の正しさが実感としてこみ上げて来ました。
…………………………………………
(閑話休題)
さて、本題の燦燦農園の6月度現状報告に入ります。
イチゴはダメでしたが、そのほかは順調に推移しています。(どこかの役員さんの言葉ではなくほんまにホンマです)
特にネギ類が大豊作で、高級・青森ニンニクのホワイト六片なんぞ丸々と太り、沖縄名産の島らっきょうも一粒が6~7個に分結して食べきれないくらいでやんす。
その他、春ダイコンに春キャベツ、特大ブロッコリーとスティックセニョール、枝豆もしっかり実入りしておいしくいただきました。
パート2で作っていたジャガイモ4種も大豊作。「インカの目覚め」はおすそ分けした皆様から大絶賛を頂いております。インカは在庫僅少となりましたが、キタアカリとトウヤ、十勝コガネはまだ「在庫アリ」ですよ。
そして最
後になりましたが、トウモロコシも無事受粉を終え、熟成期に入りました。あのにっくきラスカルが出現しない限り、7月中旬には食べられそうです。(写真は7月1日現在の様子です)
もぎたてをその場で焼いて食すトウモロコシ・パーティ、ご参加の皆様は前もって準備をお願い致します。
ただしパーティの主旨(完熟を間髪を入れずその場で賞味する)から、開催日はいまだ未定です。数日前にはメールでお知らせいたしますが、所要等で欠席の方は本年はあきらめてください。再演はできませんので……。
もうひとつ。今年の完熟トマトは望み薄です。トウモロコシと同時に、ご自身で勝手にもいでかぶりついてもらおうと思っていましたが、大玉の桃太郎EXも小玉のイエローアイコも肥料過多のため実付きが悪いのです。
泣く子と自然には勝てません。これが自然の摂理です。
では、トウモロコシ・パーティでお会いできることを楽しみにしております。
燦燦農場主・徒然亭魚孫 敬白
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コメント
おれも総会行ってきたよ。
感想は貴兄とまったく同感なり。
相変わらず前席はサクラが満開の情けない総会だったね。
何とか大きな転身・飛躍を期待したいんだけれどね・・・・
投稿: 東林間の髭 | 2009年7月 4日 (土) 11時00分