2006年3月21日 (火)

AMZONで古本を買う

最近、Amazonで古本を買うことが多い。

_010最初の出会いは、長い間探していた佐野洋のデビュー作「一本の鉛」だった。作者が許可しないのだろうか、文庫化される作品が多い作家なのに、一度角川と講談社から文庫化されたが、現在はほとんど絶版状態である。

ホントのファンならこうした場合、神保町で古本漁りをするべきなのだろうが、なかなか時間が作れず、「まぁ、いいか」でそのままになってしまっていた。

Amazonが古本を扱い出したことは知っていたが、こんなに簡単に安く、希望の本が手に入るとは知らなかった。物にもよるが、文庫本なら数十円から数百円。ただし、送料は1冊ごとに一律350円。本代より送料のほうが高くなってしまうこともある。_004

私には、気にいった作家と出合うと、その作家の全作品が読みたくなってしまう性向がある。古くは山本周五郎や池波正太郎、ちょっと前だと佐野洋、志水辰夫。最近では大沢在昌、浅田次郎……。解説文などから、とりあえずその時点までに出版されている作品の全てを買いたくなるのだ。(必ずしも全部読破するとは限らないが…)同一作家の作品を立て続けに読む。だが、そこで安心するのか、一時的に熱は冷め、次の作家へと移っていく。

なんとも浮気性な読書嗜好である。

…で、今現在の熱病は胡桃沢耕史である。前名・清水正次郎時代から読んだことはあるが、エロチックな作品群と右翼の総帥・児玉誉士夫似の風貌から、決して好きな作家とはいえなかった。_013

ペンネームを変えて直木賞を受賞したが、それでも積極的に読みたいと思う作家ではなかった。だがひょんなことから、推理作家協会賞をとった「天山を越えて」を読んだのだ。その解説文に、「六十年目の密使」が紹介されており、続けて読んだらこれが面白いのなんの。ここで熱病発生。

「シミショウ」ではない、胡桃沢耕史の作品をあさり始めた。それも「翔んでる警視」シリーズなどではない、冒険活劇推理シリーズを、である。

だが、この作家もあまり重版がかからないのか、絶版作品が多いのだ。

…で、Amazonの古本である。_014

最近、「夕闇のパレスチナ」、「メコンに眠れ」、「旅券のない旅」、「黄塵を駆ける」(上・下)、「ぼくの小さな祖国」と、6冊まとめて購入した。

「夕闇のパレスチナ」以外はまだこれからだが、正に今ハマり出した作家である。

ご存知の方も多いかと思うが、本好きなら一度お試しあれ。

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