メタボリック・シンドローム顛末
健康保険の任意継続がこの5月で終了する。
ご存知の方も多いと思うが、退職したあと2年間は旧在籍会社の健康保険組合に継続して加入できる。もちろん保険料は自腹であるが、負担額は全組合員の平均値となるので、(若い組合員の多い健保であればあるほど)安く加入できる。
本来は在籍していないわけであるから、国民健康保険に移籍しなければならない。ところが国保は万年赤字なので、2年間は民で面倒を見なさい!というお上の命令が出されているのである。
私の在籍した会社だけが特別に慈悲深いというわけではないのである。
会社の健保にお世話になるのも「もうこれっきりですか~?」の前に、例年やっている人間ドックに行って来ようと思った。それも、最後なのでいつもよりデラックスなところに行こうと決めた。
そうだ! 以前Hamaちゃんが言っていた。
「Youさん、○○検診センターは良いですよ。エスコート・レディが三つ指付いて、”いらっしゃいませ~っ。私がご案内します”だもんね。それも若くてピッチピチのかわい子ちゃんばかりなんだからァ……」
チョッピリ高いけど、今生の名残(?)にココに行こう。
…てなわけで行ってきました。Hamaちゃんの言葉に嘘はなく、10時15分に受付に行くと、あなたは「への16組」です。ただ今ご案内の者が参りますのでソファでお寛ぎください、とのこと。
待つこと5分、名前を呼ばれて5~6人が集まると、ピンクのナース服のピッチピチのギャル(我ながら、表現が古いねぇ)が、それも二人。
「本日、検査終了まで皆様のお世話をさせていただきます△△です。こちらは見習いの××と申します。よろしくお願いいたします」
先任の△△さんもテキパキとして良いけど、私の好みは初々しい××ちゃんの方だなぁ、なんて考えてると…
「…ということです。お分かりになりましたか?」
先任さんから、三つほど回る順番を伝達されたのだが後のほうは忘れちゃった。でもいいや、忘れちゃったら××ちゃんに聞けばいいもんね。
定石どおり、お小水の採取から始まりました。でもさすが、お二人とも採取のお手伝いはしてくれませんでした。
それでも室外でカルテを持って待っていてくれ、次は何番のソファで待てとか、次の検査が込んでるのでしばらく休めなど、あれこれと指示してくれます。ソファで居眠りをしていて、次の検査を忘れちゃうと起こしに来てもくれます。
楽しみはもうひとつ。△△さんや××ちゃんに負けず劣らずのグラマラス・レディやピチピチ・ギャルが何十人もいて、アチコチ小走りに走り回っているのですから、もう検査なんかどうでもいいやって気になってくる。
こうして12時過ぎ。すべての検査を終えると、「最後は担当医の問診と検査結果の診断です。お疲れ様でした」と、我が愛しの××ちゃん。
んー、何か別れづらい気持ち。
これだったら毎日ドックに入ってもいいなァ…なんぞと、ほくそ笑んでいたが、いいことばかり続きません。(人生っていつもこうなんだからァ!?)
ニコッと笑った××ちゃんに促されて入ったのは第一診察室。ナントカ部長と名札の出ている部屋には、朝のテレビでお馴染みの荒俣さんに似た無愛想な御仁が。
開口一番、「空腹時血糖値が非常に高い。この数値ならソク糖尿病の疑いがあります。それに悪玉コレステロール値も高い。このままいくと明日は脳梗塞ですよ! すぐに内科の予約を取って再検査してくださいッ」
他にも、食事がどうの、運動がなんとかと言われたが上の空。
隣に併設されている外来診療の予約を取るために、××ちゃんに先導されて二人だけの移動。1ヵ月後の予約が確定した。
「それではこれでお終いです。洋服に着替えて、1階の食堂でお食事をしてお帰りください。ありがとうございました」と、またニコッとされたが、俺っちのココロはもう晴れませんでした。
自宅に帰って、家人にナイショで3年分の数値比較をしてみました。(平成17年→平成18年→今回)
まず空腹時血糖値 109→117→111
少しずつ上がって来ているけど、今回急激に上がったわけでは無い。
2番目は総コレステロール値。 260→263→265
これは高いですなぁ。でもこれは家系的な問題で、姉妹兄弟みんなが高いのです。
そして問題の悪玉コレステロール値。 142→140→174
言われてみれば確かに高い。危険領域が140以上なので急激に上昇している。でもね、タバコを止めて10kg弱肥ったので、近所のホームドクターに相談したら、「タバコの害と肥満の害を比べたら雲泥の差。多少の数値の上昇は良しとしましょうョ」と言ってくれたんだよね。
こうした以前のデータは今回の診療所には、当然無い。そのため診察医は今回の数値のみで判断せざるを得ない。それは分かるのだが、たった2~3分の問診とデータ検索だけで、か弱い(?)老人を脅すのはいかがなものか?
以前、ありとあらゆる病気と闘った経験を持つMOTIさんが言ってたっけ。「人間ドックはネ、何かひとつ要再検査にしないと経営者に怒られるんだってサ」
今回受信の診療所は、高校野球の名門校を擁する某宗教系診療所である。まさかそれだとは思わないが、せめて「以前のデータはありませんか?」と聞いてくれる余裕は持って欲しかったなぁ。
1ヵ月後、外来の専門医の診断。数値もほぼ前回どおり。
「糖尿病だとはいえないが、このまま推移すれば4~5年後には糖尿病になる可能性があります。また悪玉コレステロール値はもう薬を飲む段階に来ています」とのご託宣。
さらに、近所の病院に紹介状を書てくれると言い、「でも、この数値じゃぁ治療の必要ないと言われちゃうかもしれないなぁ」
するってぇと、アンタんとこだけがてぇへんだ、てぇへんだって言ってるだけで、普通の医者はそれほどでもないって訳かい? 語るに落ちたとはこのこったい、バーロー。
家人の評。まぁ良かった。でもアンタのお姉さんが言ってたけど、家系的にみんな高脂血症なんだってサ。
カクシテ5月25日、健康保険の任意継続は無事(?)終了し、国保の「退職者医療保険」へと切り替わった。
※この項、写真無し。診療所も写してきたけど、すぐ分かっちゃうからね。
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